2015年11月27日金曜日

変人

芸術家は一生を棒に振る「ろくでなし」と書いたが、それだけではない。絵にしろ音楽にしろ、創作の世界に身をおいて、一生かけて何をやるのか。「よいものをつくりたい!」そんな曖昧な目標ではとても一生は過ごせない。「誰もやってないこと、新しいものはないか」これに尽きると思う。ひとがやっていることを追いかけても「唯一無二」にはなれない。「唯我独尊」こそ芸術の真情。後世の芸術家ほど大変だ。偉大な先人の足跡だらけの道を行かねばならない。

ひとと同調しながら生きていくことが習いになっている世の中で、誰もいないところを探すのは変人でないとできない。大勢して、こっちに行けば、お金も入るし、生活できる、家庭円満、夫婦和合、みんなで決めて責任分担、こたつで煎餅・・・こんな場所からは決して新しい芸術は生まれない。芸術家は偉大だ。



1120 a woman

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