2015年11月17日火曜日

Nicolai Fechin 音楽のような絵

絵は対象を限られた平面の中に描いた静止画だけれども、動くものがないといけない。たぶんそれは、観るものの心に響いてくるような情感のことを言うのだろう。音楽にテンポやリズムがあるように、絵や書にも、作家の息遣いが、タッチの緩急、強弱、伸びやかさとなって現れる。こうした余剰がニコライの絵には充満している。音楽のような絵、とはこういう絵のことだろうか。

今回はニコライの描いた肖像画の模写。栗色のインクで汚しを入れてみたが、余計なことをしてしまった。余剰ではなく余計。



1106 N.F hommage

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