2016年1月7日木曜日

描けない

芭蕉先生が「月日は百代の過客にして(奥の細道)」と仰る通り、日々はただ過ぎに過ぎゆくばかり。お茶の道具の茶杓入れをもとめて、それを木炭入れにして持ち歩き、どこに在っても絵が描けるようにと一応は整えた。これ一本では心もとないので、山道で拾った笹竹で自作の木炭入れも作った。これで山を下っても旅先でも、紙さえあれば絵が描けるのである。この道具立ての簡便さが木炭画のよいところ。寸暇を惜しむ態勢はできた。

しかし、新年になって絵はまだ描けていない。食っちゃ寝している間に年末年始が過ぎてしまった。酒で頭がぼんやり霞み、胃もたれがして体も重く、のたのたして今日になる。今日から気を引き締めていく(予定)。



左が自作。折れやすい細身の木炭入れに。

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