2016年1月25日月曜日

墓地

墓地が好きだ。散歩の途中に墓地があると立ち寄って墓碑を見て回る。俗名、命日、享年などを読んでまわるのだ。戦地で散った命、僅か数歳で世を去った命、青春の死や働き盛りの死もあれば、長命の家系もある。様々な、それぞれの死が刻まれた石の前に立ってしばし空想の時を過ごす。
西洋では亡くなった人物を象徴する「墓碑銘」を刻む習慣がある。有名なところでは「生きた。書いた。愛した」(スタンダール)。ジョークぽいのもあるそうで、「お楽しみはこれからだ」(フランクシナトラ)「だから病気だって言ったじゃない!」(イギリスの喜劇人スパイクミリガン)「起きることが出来なくてすまないな」(ヘミングウェイ)などがある。
こんな墓地だったら帰れなくなりそうだ。



0119 for nikolai blokhin

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