2016年7月29日金曜日

裸族

日本にも裸族がいるそうだ。家では裸で過ごすことを習いとする人たちで、一人では無論、家族同士も裸、たとえ年頃の娘がいても、娘含めて全員裸。こういう家に招かれて面食らった人の話を読んだことがあるが、素っ裸でご飯を食べたり、テレビを見たり、まったく普通に生活しているそうだ。家族内だけでの秘めごとというものではなく、「ご遠慮なく。あなたもどうぞ」とばかり、まことに大らかなあけっぴろげ振りだったらしい。

さて、盛夏。一人暮らしだと誰はばかることなく裸で過ごせるが、せいぜい上半身のみ。睡眠の質が上がるので寝るときはせめて全裸でと思うのだが、もし大きな地震や火事になったら、とか、夜中にぽっくり逝ったときに全裸だと…とか、泥棒が来た時に「ちょっと待ってくれ。パンツを」では様にならない、とか、いろいろ考えていまだ果たせない。一度やってみたらすごく快適で、なんでいままでこんなものを穿いていたのか、ということもありそうだが。蚊帳を吊って全裸で寝る、ニッポンの夏を楽しむちょっとした贅沢になるかも。



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