2016年8月2日火曜日

裸で寝る

やってみた。身体にまとうものは何もない。完全無防備。何かあるといけないから脇に下着を置いておく。素っ裸で布団に入る感触はとてもよい。少し冷やっとした木綿の当たり。くすぐったいような嬉しさが、全身の皮膚のあちこちで湧き上がってくる。特に、常はパンツで隠された部分、ゴム一本の締め付けもなく、いつも密着してまといついていたものが無くなってみると、このあたりを中心にじわーと広がる開放感と清涼感がたまらない。ああ、これか!裸族の気持ちが少し分かったような気がした。たしかに日本の夏はこれに限る。布一枚でこんなに変わるとは、逆にパンツという文明がいかに人間を縛っているか、ということでもある。

裸族は裸でいることが普通なので、つい油断して、宅配の受け取りなどで配達人をびっくりさせてしまったり、弟の部屋に友達が来ていることも知らず、姉が裸で入ってきた、という話もあった。慣れてしまうと、当初のワクワク感も徐々に薄れ、裸への注意も疎かになる。



0723 parent-child horse

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