2017年10月6日金曜日

流木拾い

沼津港の西、千本浜は風防のために植えられた松原が海岸線に沿って長く続いている。角がとれて丸くなった玉のような小石が浜を埋めていて、波に打ち寄せられた流木が筋状に彼方まで続いている。長い時間の風化作用で白い骨芯だけになった根や枝は、なかなか味わい深く、美しき老いの極限の姿かと思う。一本持ち帰って花瓶にでも差すかと拾い上げたら、夢中になってしまった。


1003 man

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